2018年09月22日
信州大学交響楽団/第100回記念定期演奏会

パンフレットをめくると2ページ目には信州大学学長の濱田州博氏の「第100回記念定期演奏会を祝して」という挨拶がありました。
文中より信州大学交響楽団さんは昭和38年(1963年)に医学部音楽研究会として発足、春と秋の年2回の定期演奏会を中心に継続した活動が行われ地域に根付いたオーケストラという運営方針が大学にとどまらず地域における音楽文化に大きく寄与してきたことがかかれていました。
信州大学の本部がある松本市は高い山に囲まれる「岳都」
、教育を重んずる文化芸術の生きづく街「学都」
数々の音楽祭が開催され全国の音楽ファンから注目される「楽都」の1面もあり学都をの一翼を担う信州大学の中で楽都松本市を支えているのが信州大学交響楽団さんであることが書かれ僕も学びや教育や文化芸術と無縁な半生を過ごしてきたので伝統ある活動をしている信州大学交響楽団さんに一目おきリスペクトしています。
他に信州大学は松本市、長野市、上田市、南箕輪村の4市村5キャンパスを有する分散型大学でありそのような環境の中でも50年以上活動を継続してきたことが書かれ凄いと思いました。
3ページ目に「第100回記念定期演奏会に寄せて/信州大学交響楽団の思い出」として元信州大学交響楽団人文学部顧問小松敬明氏の書かれた文がありました。
小松敬明氏が信大に赴任した頃は旧正門横に医学部集会所という建物がありそこが後の信州大学交響楽団さんの練習場だったこと
昭和43年に初めて信州大学交響楽団さんの名前で定期演奏会を開き大学から全学サークルとして公認され第7回定期演奏会から正式名称として使用されたこと
昭和43年に北陸3県大学交換芸術祭に招待され金沢大学に行きベートーベンの交響曲第5番運命を演奏する予定でしたが楽譜係が楽譜を忘れるアクシデントがあったことが書かれていました。その後秋の定期演奏会と重なるために参加が取り止めになったそうです。
昭和48年には信大混声合唱団さんの協力でオール信州人による第9交響楽の夕べが開かれ翌日の信毎紙面で地方における文化創造への出発、そんな期待を抱かせるものだったと称賛されたそうです。
第1回目のタイ演奏旅行ではバンコク、シンフォニー、オーケストラを中心とした人たちと合同編成でタイ王室からも聴きにこられ駐タイ日本大使夫妻も合唱のメンバーと実演され日タイ友好の有意義な活動をされたこと
長野オリンピックでは劇団四季とソング&バレエが演奏されたことがかかれ歴史の深さを感じました。
第100回目の信州大学交響楽団さんの団長は村上裕さん
客演指揮者に松下京介さん
コンサートマスターに経済学部の嶋田雄紀さんが出演
OB、OG会会長の古川賢一氏より「第100回記念定期演奏会によせて」という文が書かれていました。大学生のオーケストラは性質上4年でメンバーが入れ替わり伝統、運営能力、演奏レベルを維持するのは難しく伝統を繋いできた信州大学交響楽団さんは素晴らしいと実感しました。
パンフレットを読むと感じるものが強くなった信州大学交響楽団さんでした。
第100回記念定期演奏会の演奏曲は前半がクルミ割り人形/チャイコフスキー
後半がマーラー交響曲第5番でした。
2曲共に密度の濃い素晴らしい演奏でした。この日は台風が来て足元が悪い日でしたが団員の皆様の熱意が通じたのか演奏が終わった頃には晴れて爽やかな気分で帰ることができました。
第100回記念定期演奏会はこの後11月4日に東京公演としてクラシックの殿堂サントリーホール、11月18日に松本公演としてキッセイ文化ホールで行われました。
信州大学交響楽団さん素晴らしい第100回記念定期演奏会をありがとうございました。団員の皆様の音楽が極まることと信州大学交響楽団さんの更なる発展を願っています。10月21日には長野市芸術館で第102回定期演奏会が開催予定でこちらも楽しみにしています。
小諸高校音楽科/第23回定期演奏会/平成29年11月3日
斎藤徹さん/コントラバスギャラリーコンサート/神無月の宵まつり
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