2018年11月03日
小諸高校音楽科/第23回定期演奏会/平成29年11月3日






今年は生憎平日開催で行かれずに残念でしたが昨年2017年11月3日に小諸高校音楽科さんの第23回定期演奏会に行きまだブログ更新してなかったので昨年の余韻を思い出しながら書いてみたいと思います。
オープニングは合唱部門でした。
1、再会
新潟県出身の詩人、矢沢宰さんは小学校2年に腎臓結核になり入院、学校に行くことがほとんどなく21歳で亡くなり遺稿詩集として出版された作品の中の一編がこの再会になるそうです。
2、君が君に歌う歌
平成29年度NHK全国音楽コンクールの課題曲になるそうです。
3、生きる
詩人の谷川俊太郎さんの1971年の作品に作曲家の三善晃さんが1999年の大晦日に作曲したそうです。歌っている高校生が生まれた頃に作られた曲を歌っているのを聴き音楽は素敵だと思いました。
4、女声のための3つの宗教的な合唱曲
ブラームスの数少ないラテン語の合唱曲になるそうです。幻想的で神々しく素敵でした。
管楽はN、ヘスのイーストコーストの風景が演奏されました。作曲者がアメリカの東海岸を旅した時の印象がベースになっているそうです。
フィギュアスケートの浅田真央さんが2007年から08シーズンのショートプログラムでヘスの曲を使用して宇野昌磨選手も一昨年のショートプログラムで使用しているそうです。
管弦楽はベートーベンの交響曲第4番運命の第4楽章が演奏されました。世界中で愛されるベートーベンの名曲をホクト文化ホールで聴けて幸せでした。
最後はヘンデルのオラトリオ/メサイアが演奏されました。オラトリオとは宗教的主題をもつオペラでメサイアとはヘブライ語のメシアの英語読みで救世主と訳されているそうです。合唱とオーケストラ、4人のソリストの素敵な曲でした。
4人のソリストの紹介です。
ソプラノ/柳沢亜紀さん
東京芸術大学声楽科卒業、同大学院オペラ科修了、イタリアに留学経験あり、
小諸高校音楽科非常勤講師
二期会会員、日本声楽アカデミー会員
アルト/牧野真由美さん
東京芸術大学卒業、同大学院修了
小諸高校音楽科、フェリス女学院、昭和音大非常勤講師
テノール/兎束康雄さん
武蔵野音大卒業、同大学院修了、イタリアに留学経験あり、小諸高校音楽科開設時の実技担当の非常勤講師、上野学園大学講師を経て上野学園中学、高校音楽科教諭
バリトン/田島達也さん
東京芸術大学卒業、同大学院修了、現在は信州大学准教授
大学で指導するレベルの高い歌声と高校生の熱意ある演奏を聴け幸せでした。出演された皆様クラシック系の音楽の素晴らしさを聴かせていただきありがとうございました。皆様の更なる活躍と小諸高校音楽科の皆様とソリストの皆様の更なる活躍を願っています。
2018年09月22日
信州大学交響楽団/第100回記念定期演奏会

パンフレットをめくると2ページ目には信州大学学長の濱田州博氏の「第100回記念定期演奏会を祝して」という挨拶がありました。
文中より信州大学交響楽団さんは昭和38年(1963年)に医学部音楽研究会として発足、春と秋の年2回の定期演奏会を中心に継続した活動が行われ地域に根付いたオーケストラという運営方針が大学にとどまらず地域における音楽文化に大きく寄与してきたことがかかれていました。
信州大学の本部がある松本市は高い山に囲まれる「岳都」
、教育を重んずる文化芸術の生きづく街「学都」
数々の音楽祭が開催され全国の音楽ファンから注目される「楽都」の1面もあり学都をの一翼を担う信州大学の中で楽都松本市を支えているのが信州大学交響楽団さんであることが書かれ僕も学びや教育や文化芸術と無縁な半生を過ごしてきたので伝統ある活動をしている信州大学交響楽団さんに一目おきリスペクトしています。
他に信州大学は松本市、長野市、上田市、南箕輪村の4市村5キャンパスを有する分散型大学でありそのような環境の中でも50年以上活動を継続してきたことが書かれ凄いと思いました。
3ページ目に「第100回記念定期演奏会に寄せて/信州大学交響楽団の思い出」として元信州大学交響楽団人文学部顧問小松敬明氏の書かれた文がありました。
小松敬明氏が信大に赴任した頃は旧正門横に医学部集会所という建物がありそこが後の信州大学交響楽団さんの練習場だったこと
昭和43年に初めて信州大学交響楽団さんの名前で定期演奏会を開き大学から全学サークルとして公認され第7回定期演奏会から正式名称として使用されたこと
昭和43年に北陸3県大学交換芸術祭に招待され金沢大学に行きベートーベンの交響曲第5番運命を演奏する予定でしたが楽譜係が楽譜を忘れるアクシデントがあったことが書かれていました。その後秋の定期演奏会と重なるために参加が取り止めになったそうです。
昭和48年には信大混声合唱団さんの協力でオール信州人による第9交響楽の夕べが開かれ翌日の信毎紙面で地方における文化創造への出発、そんな期待を抱かせるものだったと称賛されたそうです。
第1回目のタイ演奏旅行ではバンコク、シンフォニー、オーケストラを中心とした人たちと合同編成でタイ王室からも聴きにこられ駐タイ日本大使夫妻も合唱のメンバーと実演され日タイ友好の有意義な活動をされたこと
長野オリンピックでは劇団四季とソング&バレエが演奏されたことがかかれ歴史の深さを感じました。
第100回目の信州大学交響楽団さんの団長は村上裕さん
客演指揮者に松下京介さん
コンサートマスターに経済学部の嶋田雄紀さんが出演
OB、OG会会長の古川賢一氏より「第100回記念定期演奏会によせて」という文が書かれていました。大学生のオーケストラは性質上4年でメンバーが入れ替わり伝統、運営能力、演奏レベルを維持するのは難しく伝統を繋いできた信州大学交響楽団さんは素晴らしいと実感しました。
パンフレットを読むと感じるものが強くなった信州大学交響楽団さんでした。
第100回記念定期演奏会の演奏曲は前半がクルミ割り人形/チャイコフスキー
後半がマーラー交響曲第5番でした。
2曲共に密度の濃い素晴らしい演奏でした。この日は台風が来て足元が悪い日でしたが団員の皆様の熱意が通じたのか演奏が終わった頃には晴れて爽やかな気分で帰ることができました。
第100回記念定期演奏会はこの後11月4日に東京公演としてクラシックの殿堂サントリーホール、11月18日に松本公演としてキッセイ文化ホールで行われました。
信州大学交響楽団さん素晴らしい第100回記念定期演奏会をありがとうございました。団員の皆様の音楽が極まることと信州大学交響楽団さんの更なる発展を願っています。10月21日には長野市芸術館で第102回定期演奏会が開催予定でこちらも楽しみにしています。
2018年09月17日
斎藤徹さん/コントラバスギャラリーコンサート/神無月の宵まつり




更新する機会を逃し気がつけば1年近く前になりますが昨年2017年10月5日から17日まで中央通りにあるガレリア表参道で小山利枝子さんの個展が開催されました。
その一環として10月14日土曜日夜6時から小山利枝子さんと交流のあるコントラバス奏者の斎藤徹さんがガレリア表参道さんで「神無月の宵まつり」というテーマでギャラリーコンサートを行いました。
プログラムとかはなく斎藤徹さんが小山利枝子さんの絵画の中でコントラバスを弾いているギャラリーコンサートでした。
斎藤徹さんは癌の治療中で体調が悪いことは伝わってきましたがそんな中で渾身の演奏に魂を感じました。生きるということや普段あまり聴くことの無いコントラバスの魅力を感じたギャラリーコンサートで行って良かったと思いました。
集まった人たちも芸術に関心のある人が集まり雰囲気が良かったです。絵画やコントラバスに非日常的な時間を過ごして芸術の秋を満喫できました。
小山利枝子さん斎藤徹さん会場になったガレリア表参道さんのスタッフの皆様に集まった皆様、素敵な時間をありがとうございました。皆様の更なる活躍を願っています。
2018年09月17日
星祥子さん/エレクトーン演奏会/第24回松代病院祭






この日は長野市立博物館さんのプラネタリウムを3番組ハシゴしてからオリンピックスタジアムにナイター観戦に行く予定でプラネタリウムの時間調整で松代病院祭に行きました。
松代病院さんに着くと偶然中庭でエレクトーンの演奏会をしていました。ヒオキ楽器さんの主催で星祥子さんの演奏でした。
情熱大陸
ノアと伝説の海
どこまでも…を演奏した後でステージアカジュアルという最新式のエレクトーンの説明をしてくれました。
その後見上げてごらん夜の星を
ディズニーシーのビッグバンドビート
スイングしなければ意味がない…が演奏され終了しました。
素晴らしい演奏会でした。僕は普段は演奏会の後でアーティストと話をすることはないのですがこの日はステージと客席という距離感が無かったので星祥子さんにピアノとエレクトーンはどう違うのか?とかステージアカジュアルについて質問したりしました。
星祥子さんも突然メタボな中年男に話をされて驚いていたようでしたが主催のヒオキ楽器さんのスタッフの方が興味があるなら体験レッスンしませんか?と言いそれがきっかけでヒオキ楽器さんでピアノを始めることになりました。
現状は月謝を払っているだけですが間もなくピアノを始めて1年になることをこの文を書いていながら知りました。
星祥子さんはヤマハさんのデモンストレーターとして全国各地で演奏活動しているそうでこの時にたまたま松代病院さんに来ていたと後になって知りました。
40代になってからクラシック系の演奏会に興味を持つようになり演奏会観賞は200回を越えましたが自分で楽器を始めるまでには至りませんでしたが星祥子さんの演奏をきっかけに始めることができありがとうございました。星祥子さんの更なる活躍を願っています。
2018年09月17日
第65回ファミリーコンサート/長堅市民吹奏楽団


オープニングはグランドマーチ/小長谷宗一
鍛冶屋のポルカ/シュトラウス
トッカータ/ロックバージョン/バッハ
私のお気に入り/ロジャース
組曲/画のような風景より/ジプシーの祭/ジュール、マスネ
第2部/南の島のハメハメハ/森田公一
ゴパカバーナ/マリロウ
東京五輪音頭/古賀政男
NHK朝の連続ドラマ/若い広場/桑田佳祐
演歌メドレー/津軽海峡冬景色〜与作〜浪花節だよ人生は…が演奏されました。
直ぐに更新しなかったので感想でなく記録になってしまいましたが平日の夜から行って良かった素晴らしい演奏会でした。長堅市民吹奏楽団さん素敵な演奏会をありがとうございました。更なる活躍を願っています。
2018年09月02日
第4回芸術の秋ミニコンサート/信州新町美術館








今年の2月まで長野市芸術館が主催でクラシック音楽キャラバンが開催されました。長野市内の普段クラシック音楽に馴染みの無い場所に登録したアーティストが出張して演奏会を開催してクラシック音楽を広めることを目的にした活動をしていました。
その一環として普段クラシック音楽に馴染みの無い信州新町美術館に中村ゆか里さん中村里奈さんによる2台のヴァイオリンユニット/デュオ、ドゥ、フルールさんが出張してきて演奏会を開催してくれました。
この日は同時に信州新町美術館や化石博物館で無料解放があり軽トラ市の出店や信州新町道の駅でイベントがあったので母親も誘いミニコンサートに行ってみました。
信州新町美術館のロビーに椅子を置き会場になりました。窓から湖が見え素敵でした。そんな中で2台のヴァイオリンによる演奏会が開催されました。
1、愛の喜び/クライスラー
2、四季/ヴィヴァルディ
3、日本の四季メドレー
花〜夏の思い出〜赤トンボ〜雪〜故郷
4、ルーマニア民族舞曲が演奏されました。
時間が過ぎてしまい感想でなく記録になってしまい申し訳ありませんが一緒に聴いた母親も滅多に聴かない生のヴァイオリンに感激していました。
クラシック音楽キャラバンは2月で一旦終了して活動していないようですがぜひ復活させて欲しいです。
デュオ、ドゥ、フルールさん素敵な演奏をありがとうございました。信州新町まで行って良かった素敵な演奏でした。今年のお盆休みに松代の真田邸でデュオ、ドゥ、フルールさんの演奏を約1年ぶりに聴き感激しました。デュオ、ドゥ、フルールさんの更なる活躍と長野市のクラシック音楽の発展を願っています。
2018年09月02日
第8回いいづなムジカフェスタ2017/ロビーコンサート9月17日




その1つが毎年9月の3連休に開催されるいいづなムジカフェスタになります。昨年2017年で8回目になり全国から音楽愛好家が飯綱高原に集い各楽器の一流講師のもとで泊まり込みで習い夕方には講師によるロビーコンサートや最終日は講師によるファイナルコンサートが開催され演奏する人や見る人が一体になった新しいタイプの長野市発の音楽祭になります。
更新の機会を逃し気がつけば9月で1年前になってしまいますが昨年の第8回いいづなムジカフェスタ2017は9月16日〜18日まで開催されました。
16日と17日はアゼィリア飯綱で講師によるロビーコンサートが行われ最終日の18日はホクト文化ホールで10時からデュオコンクール/12時から3部構成でフェスティバルコンサートが開催されました。
初日の9月16日は土曜日出勤で行かれず18日も所用で行かれず17日のロビーコンサートのみの観賞になりました。
1、福山敦子さん/中島晴美さん/稲葉順子さん/柴田健さんの4人のギタリストによりHARUMI第1楽章/A・ヨーク
2、フルートの斎藤由美香さん/ギターの中島晴美さんにより小関佳弘さん星の名前
3、オカリナの小山京子さん/リコーダーの日比健治郎さん、ギターの建孝三さんにより/Eケーラーの花のワルツ
4、フルートの斎藤由美香さん/ギターの建孝三さんによりMDプホールの組曲ブエノスアイレスよりパレルモ
5、ギターの稲葉順子さん/伊東福雄さん
バッハ/カンタータよりシンフォニア
CGシャイドラー/ソナタニ長調より第1楽章
6、フルートの斎藤由美香さん/ギターの土田直之さん
Eマルティン/バナナ組曲
1、いつものところで
2、日の出
3、迷路
4、太陽と影
7、リコーダーの日比健治郎さん/ギターの建孝三さん
小林秀雄/落葉松
8、ギターの福山敦子さん、ギターの柴田健さん
アルベニス/グラナダ
セイシャス/ソナタK50が演奏されました。
この日は台風が接近して悪天候でしたが講師の皆様の素敵な演奏で飯綱まで行ってよかったと思いました。時間が過ぎてしまい感想でなく記録になってしまい申し訳ありませんが今年も楽しみにしています。出演された皆様素敵な音色をありがとうございました。講師の皆様の更なる活躍といいづなムジカフェスタの更なる発展を願っています。
2018年08月19日
長野ホルン倶楽部/第16回演奏会/17年9月10日




僕は40代になり音楽に興味を持つようになり演奏会に行き始め観賞回数は200回を越えました。何回か行くうちにその演奏会の開催を知ると季節を感じるようになる風物詩的な演奏会ができるようになりました。毎年9月初めに開催される長野ホルン倶楽部さんの演奏会の開催を知ると秋の訪れが近いことを感じます。
長野ホルン倶楽部さんは団員の皆様がそれぞれ違う楽団に所属していたり県外からくるメンバーもいますがホルン愛好者が垣根を越えて集まってくる熱意が羨ましくもあり素晴らしいと思います。今回は関東組ばかりでなく初めて関西組も出演してネットワークが広くなり素晴らしいと思いました。
第1部は古代スペインのファンタジー1と2が関東組の4名の皆様が演奏しました。題名は同じでも作曲者が違うそうです。
2番目にモーツァルトのAVE,VERUM,CORPUS
ヘンデルの水上の音楽が女性6人で演奏されました。
3番目にメンデルスゾーンの組曲/真夏の夜の夢/より夜想曲が10名の皆様で演奏されました。結婚行進曲で有名なこの曲がホルンの素敵な音色で演奏されました。
1部最後は分パーディンクによりヘンデルとグレーテル/幻想曲が長野組8名の皆様で演奏されました。
第2部は9名の皆様がトランペット吹きの休日を演奏しました。難易度が高く休日返上になってしまうとエピソードの解説がありました。
続いて長野組の4名の皆様がCONCERTINOが演奏されました。
3曲目は関西の正体不明の作曲家WATER,CAPEさんによるREQUIEMとNOCTILUCAが関西組4名の皆様で演奏されました。
最後に日本の歌…
故郷〜浜辺の歌〜椰子のみ〜赤トンボ〜春の小川〜花が11名の皆様で演奏されアンコールで出演された皆様全てで翼をくださいが演奏されました。
ホルンの音色の心地好さに幸せな時間を過ごすことが出来ました。出演された皆様素晴らしい演奏をありがとうございました。皆様の更なる活躍と長野ホルン倶楽部さんの更なる発展を願っています。