2018年09月21日
犬ヶ島/今日9月21日迄ロキシーで上映










ファンタスティックMr.foxでストップモーションアニメの新時代を築いたウェスアンダーソン監督の最新作になります。
近未来の日本、ドッグ病が流行したメガ崎市では人間への感染を恐れたら小林市長が全ての犬を犬ヶ島に追放したことからストーリーが始まりました。
小林市長の親戚にあたる小林アタリは両親と共に交通事故に合い両親を亡くしてしまい小林市長に引き取られスポッツと呼ばれる護衛犬を与えられました。
アタリは心身ともに傷をおいましたがスポッツと過ごす時間に救われていきました。そんな中で小林市長はスポッツをアタリに無断で犬ヶ島に追放してしまいアタリは自分で小型飛行機を操縦して犬ヶ島にいきました。
スポッツは見つからず犬ヶ島で知り合った5匹の犬たちとスポッツを探す旅に出ました。その頃小林市長を筆頭とする犬反対派と渡辺教授の率いる犬愛護派が対立していましたが小林市長の方が強く愛護派は追いやられて行きました。
犬ヶ島で犬たちと過ごしたアタリは小林市長と戦うことを決意して犬の解放のために戦うストーリーでした。
アンダーソン監督は日本を深く愛し黒澤明監督作や浮世絵や太鼓にインスピレーションを受け日本人が制作する映画より和風色が強く斬新さや懐かしさやほのぼのとしたいろいろな驚きがありました。
犬ヶ島は撮影日数445日で総勢670人のスタッフ
100分の映画のために144000の静止画を撮影
最も長い1シーンの撮影は15週刊
人形の数は1097
人形の制作は約16週、ナツメグは6ヶ月と手間がかかっている分エネルギーが伝わって来て見応えがありました。犬派でなくても楽しめる素晴らしい映画でした。