プラネマン便り３

更新する機会を逃し一昨年１２月１０日のことになりますが２０１７年１２月１０日日曜日に長野市芸術館アクトスペースで開催された阿智村村民劇プロジェクト公演／たんぽぽの花／長野市公演を観に行きました。

２０１６年に村制６０周年を迎えた阿智村では過去から学び未来を考えることが必要ではと村民劇プロジェクトが企画されました。


長野県豊丘村出身で数々の文学賞を受賞したくるみざわしんさんの脚本や東京都出身の女優で阿智村地域おこし協力隊の二川舞香さんの演出でお子さんから年配の人まで幅広い年齢の方が集まり村民劇プロジェクトが進んできました。


１７年１１月４日に阿智村で旗揚げ公演が行われ１２月１０日に長野市公演で芸術館アクトスペース、年が明けて１月１４日にカノラホールで岡谷市公演が行われ本格的な村民劇プロジェクトが始動しました。


劇は３部作で上演されました。
第１部／たんぽぽの花／脚本くるみざわしんさん
第２部／３つの責任／脚本いはらきしみさん
第３部／枝豆とハンコ／脚本おおいしまきこさんで上演されました。


第１部のたんぽぽの花は１６名の小学生が出演、満州から帰国した少年が差別されながら生きて行く姿を描いていました。


第２部は３つの責任が上演されました。敗戦で辛酸をなめた開拓団の人々の暮らしに胸が痛くなりました。
出演／森田真弓さん
唐澤浩平さん
田中悦子さん（長野公演）近藤節子さん（岡谷公演）

第３部は枝豆とハンコが上演されました。近未来の話で政府が黄金の大豆が隣の惑星にあると移民を推進しますが村役場の職員が疑問を感じてしまうストーリーでした。


黄金の大豆はきな粉のことでした。満蒙開拓も元はといえば政府のミスリードがあったと思いますがそれを近未来に例え見応えがありました。


出演は…
小林千珠嘉さん
布施英昭さん
櫻井美香さん
キャラクターのえだまめーみんが出演しました。


しっかりとしたメッセージが伝わり素晴らしい演劇で観に行って良かったです。長野県の南から北への移動で大変だったと思いますがそんな中で入場無料にしていただきありがたく思いました。


使い潰してしまいましたが２０１８年の阿智村のカレンダーとたんぽぽのブローチを買いました。


更新するのに時間が過ぎて細かい部分は忘れてしまいましたが演劇の熱さは現在でも記憶に残っています。出演された１６名の小学生の未来が素晴らしいものになることと阿智村村民劇プロジェクトの更なる発展を願っています。