更新が遅くなり2ヶ月前になりますが10月6日にスポーツ専門チャンネルスカイAで放送されたキックボクシングRISE127をみました。
倒し合い上等な選手たちが精神と肉体の限界に挑み激しい試合をするのがRISEの魅力です。この興行は9月16日に東京後楽園ホールで行われたものでメインイベントでRISEヘビー級タイトルマッチ、チャンピオンのバダ、フェルダオス選手対チャレンジャー清水賢吾選手の対戦がありました。
バダ、フェルダオス選手はオランダ出身、日本でも馴染みが深いピーターアーツ氏の弟子になります。日本ヘビー級最後の砦とも言える清水賢吾選手を敗りベルトを獲得した強者です。戦績は21勝4敗2分け12KO勝ちです。
対する清水賢吾選手は極真会館所属で長い間日本ヘビー級最強戦士として海外の猛者からベルトを守って来ましたが6月の幕張興行でバダ選手に敗れタイトルを失いました。清水選手がダウンを奪われたシーンはショッキングでしたがリベンジを期待しての観戦でした。戦績は27勝6敗22KOでした。
1ラウンド序盤清水選手ロープに詰められた場面がありましたがバダ選手の攻撃は見えている感じでした。2分過ぎパンチを浴びて清水選手劣勢な場面もあり持ち直すもこのラウンド10対9でバダ選手優勢、
2ラウンド半分を過ぎた頃バダ選手失速気味、バダ選手スリップ気味に倒れ流れは清水選手に…10対9で清水選手優勢
3ラウンド30秒過ぎ清水選手のミドルキックもバダ選手効かないポーズ、清水選手がロープに詰める展開が続き10対9で清水選手優勢、
4ラウンドバダ選手ストレートや膝で反撃する場面が見られ10対9でバダ選手優勢
5ラウンド清水選手ローキックをクリーンヒットさせたりハイキックを決め優勢、ロープに詰めてダウンを奪い10対8で清水選手優勢、
個人的ジャッジは48対46で清水選手の勝ちと見ましたがジャッジは48対47、49対47、48対46で清水選手が勝ちリベンジを果たしてあっぱれでした。
5ラウンドのダウンが明暗を分けましたがヘビー級の1発で決まるかもしれない緊張感のするタイトルマッチに相応しい試合でした。
試合後清水選手はピーターアーツ氏に対戦要求をしました。ピーターアーツ氏は現役を離れ長いと思い対戦は実現しないとは思いますが両選手ヘビー級戦線を盛り上げかつてのK-1のようになって欲しいと思います。両選手共に素晴らしい試合をありがとうございました。両選手の更なる活躍とRISEの発展を願っています。