令和になって3日目の今日5月3日は朝起きてヤフー!ニュースを見ると「何だ!これは」というニュースがありました。
久留米大学商学部の塚崎公義教授の書いた記事で令和元年の現在の方がバブル経済だった平成元年より豊かになっている…という内容でした。
塚崎公義教授によると…
実質GDPは年平均1・3%成長しており30年で4割り増えている、1人あたりのGDPは増えて当時より豊かになっているそうです。
スマホは当時100万円の機器より素晴らしい。
道路、鉄道も増えタワマンも建っている
見栄を張らない文化も実質的な豊かさに…
バブル期は男性が無理して車を買い彼女をドライブに連れて行き高級レストランで食事をしたが今ではアパートで2人コンビニ弁当を食べデートする感じ、どちらも幸福度が同じなら今の方がデート以外のことにお金を使えるから豊かに暮らせる…
スマホやインターネットの普及は素晴らしいのは分かりますが以前ロキシーさんで見た映画で題名は思い出せませんがカザフスタンかどこかで携帯を持っていたし中国の映画でも建物や生活水準の割りに携帯だけが豪勢に見えたことがありました。インターネットの普及は日本だけでなく世界的でこれだけあげて豊かになっている…というのは違うと思います。
バスも電車も採算の合わない路線は廃止され平成元年に青春18キップで旅ができた場所も現在では使えない場所はたくさんあると思います。
平成元年は消費税が3%でしたが今年の秋に10%になる予定でこれだけ税金とられて豊かになっているのですか?
僕が勤め始めたのは平成2年でしたが当時は郵便貯金でも5%ほど利子がつき10年預けると半分ほどになっていました。
僕が入社した頃は派遣社員をして貯めてから海外留学する等選択肢がありましたが現在の派遣社員の立場はご存じでしょうか?
平成元年より令和が豊かなら出生率は同じ位になっていると思います。共働きが増えたりで子育てや保育園等の問題が大変でそれを見ていた後輩が結婚子育てを遠慮したり教育費にお金がかかったり終身雇用が崩壊したり企業の統廃合やリストラが増えたりで平成元年より賃金があがっていかないから少子化が進んでいるのにこの教授はキャンパスに留まり世の中の変化を知らないのに何を言っているんだ…と呆れてしまいました。
平成元年には年金は60歳でもらえましたが現在は人生100年時代とか高齢者の定義を引き上げ年金を払い渋っています。多分受給が75歳になり死ぬまで働き続ける令和の高齢者が平成元年の高齢者より豊かなのですか?
平成元年の頃は公務員より民間の方が収入が多い企業が多かったですが平成の30年間で立場が逆転して公務員の方が待遇が良くなりました。日本人は公務員より民間企業に勤める人が多いですがこれは豊かになっていないということではないですか?
昔は多少出来が悪くても大工や職人さんや酒屋とか八百屋とか個人商店で受け皿がありましたがそうしたお店がスーパーに負けたりコンビニになったりしました。住宅も職人よりモデルハウスになって行きそうした行き着いた先がニートになっていると思います。ニートが増えたり非正規が増えているのに…スマホやインターネットの普及以外は豊かになっていると言えないと思いますが…
塚崎公義教授のような方が教壇に立ち平成元年より令和の方が大学の質が落ちているとおもいます。