更新する機会を逃し昨年5月のことになりますが平成30年度長野県新人演奏会が2018年5月13日に長野市芸術館リサイタルホールで開催されました。
この演奏会は長野県県民文化会館/開催35周年記念事業の一環として開催され例年はホクト文化ホールが会場になりますがこの年は改修工事をしていたため長野市芸術館で開催されました。
音楽大学を優秀な成績で3月に卒業した長野県出身者が出場条件になり16名のフレッシュな音楽家が出演しました。
ガラケーのため2回にわけての更新になりますが…後半8名のうち10番目の腰原菜央さん、12番目の高橋宏典さん、15番目の梨本卓幹さん、16番目の山本直哉さんは学生時代の演奏を聴いたことがあり楽しみでした。
9.佐藤雄輝さん/ティンパニ/昭和音楽大学/長野市
一柳慧/リズムグラデーション
蜂の巣が落ちてきて大騒ぎになっている様子を描いたそうです。佐藤雄輝さんは汗びっしょりで激しさを物語っていました。ティンパニはオーケストラの真ん中で第2の指揮者と呼ばれ打楽器の中でも音程があり叩くだけでない面白さがあると語っていました。4月から都市高校定時制の先生になるそうです。
10番目/腰原菜央さん/ピアノ/桐朋学園大学/長野市
ショパン/マズルカ第30番ト長調作品50の1
ショパン/バラード第4番へ短調作品52
腰原菜央さんはピアノを4歳から始めピアノの先生に憧れたそうです。ピアノの魅力はピアノ1つでオーケストラになる…と語っていました。
11番目/海野妙さん/フルート/東京音楽大学/千曲市
ボルヌ/カルメン幻想曲
海野妙さんは中学からフルートを始め卒業後は中学の音楽の先生になるそうです。子供たちを導いていくことに期待しています。
12番目/高橋宏典さん/バリトン/東京芸術大学/佐久市
越谷達之助/初恋
ヴェルディ/歌劇ドン・カルロより私の最後の日
高橋宏典さんはこの日は母の日で全てのお母さんに捧げるつもりで歌ったそうです。母親が声楽家でしたが中学までは競泳に励んでいました。中学一年の時に魔王を聴いて作曲の中にストーリーがあり魅せられたそうです。僕も中学の頃に魔王を聴いて感激しましたがクラシックを学ぶ環境になくそれっきりでした。競泳から音楽に入れたのも音楽の神の導きだと思うので頑張って欲しいです。
13.藤沢芳さん/ファゴット/愛知県立芸術大学/長野市
オズボーン/ラプソディー
藤沢芳さんは中学一年で吹奏楽部に入部、最初はサクソフォンかトロンボーンをしたかったそうですが手が大きく指が届いたのでファゴットになったそうです。ファゴットの魅力は思ったより音がでなかったりアナログ的なところもありますが思った通りの音が出たときが良いそうです。
14番目/竹内真悠さん/ソプラノ/信州大学/長野市
レスピーギ/最後の陶酔
プッチーニ/歌劇修道女アンジェリカより母もなしに
竹内真悠さんは4歳からピアノを習っていたそうです。卒業後は小学校の先生になるそうです。子供たちに音楽の魅力を伝えて欲しいと思います。
15番目/梨本卓幹さん/ピアノ/東京芸術大学/千曲市
スクリャービン/ピアノソナタ第4番
ラフマニノフ/ヴォカリーズ
梨本卓幹さんは海野妙さん、高橋宏典さんの伴奏を経て登場しました。母親がピアノの先生で3歳の頃に気がつけば始めていたそうです。在学中は信州音大生クラブを立ち上げ盛り上げてきました。世界を舞台に頑張って欲しいと思います。
最後になる16番目/山本直哉さん/サクソフォン/東京芸術大学
イベール/アルトサックスと11の管弦楽による室内小協奏曲より第1楽章第2楽章
小5の冬にティナーサックスを始めたそうです。サクソフォンの魅力はいろいろな音が出ることで卒業後はフリーのサックス奏者として活動するそうです。
出演された皆様素敵な演奏をありがとうございました。皆様の更なる活躍と夢が叶うことを願っています。