信州大学教育学部/音楽教育コース/第52回定期演奏会

プラネマン3

2019年07月14日 07:59

僕は40代になってからクラシック系の音楽に興味を持つようになり観賞回数は200回を越えています。何回か会場に足を運ぶうちにその演奏会の開催を知ると季節を感じる風物詩的な演奏会ができてくるようになりました。その1つが信州大学教育学部音楽教育コースの皆様が毎年12月に開催する定期演奏会でこの演奏会の開催を知るとその年も終わりが近いことを感じます。


僕が中学2年生の頃の音楽の先生は信大教育学部のOGでした。先生の影響で一時クラシック系の音楽に興味を持つようになりましたが転勤になり次の音楽の先生とは相性が合わず音楽から離れて行きました。この演奏会に行くと音楽に憧れた中学生の頃の気持ちが甦り素敵です。学校の音楽の授業で習ったことと重なるジャンルが多く親しみが持てます。


更新の機会を逃し一昨年11月のことになりますが17年12月9日にホクト文化ホールで開催された信州大学教育学部音楽教育コース第52回定期演奏会に行ってきました。


オープニングは箏三重奏/奏三重奏曲一番より第2楽章が演奏されました。2年生になると箏を習うそうですが慣れない中で日本の雅を感じる素敵な演奏になりました。


2曲目はジャズとクラシックの融合「シンフォニックジャズ」の先駆けとして成功したジョージ・ガーシュウィンのメドレーが演奏されました。トランペット、トロンボーン、コントラバス、ピアノ、ドラムの五重奏で素敵な音色でした。


3番目は学生企画でミュージカル雨に唄えばが上演されました。1920年代サイレント映画全盛期のハリウッドを舞台に出演者が一体になった素晴らしいミュージカルでした。


4番目は付属長野中学校1学年有志の皆様によるゲスト合唱が行われました。
「どんな時も」
混声合唱のためのカンタータ/土の歌より大地讃頌が歌われました。


5番目はジブリ映画千と千尋の神隠しメドレーが歌われました。
あの日の川
神さまたち
不思議な国の住人
ふたたび…が歌われ映画の世界が甦るようでした。


6番目はオペラ二重唱「共に逃げよう」が歌われました。13世紀のヴェローナが舞台でロメオとジュリエッタの愛を唄った作品でした。


7番目は他学部有志の皆様が加わった吹奏楽でした。
1970年に公開のアラン・ドロンが出演した映画の主題歌「ボルサリーノ」
眩い星座になるために…が演奏されました。


8番目はオペラ三重唄/カルタの歌が歌われました。フランスの作曲家ビゼーのカルメンより3人のジプシーがカルタど占いをする様子が歌われました。


9番目はピアノ2台6手連弾/パガニーニの主題による狂詩曲が演奏されました。超絶技巧のヴァイオリニストのパガニーニによる24の奇想曲の終曲の主題を指しているそうでラフマニノフがピアノとオーケストラのために作曲したものを2台のピアノでアレンジしたそうです。息のあった素晴らしい連弾でした。


10番目は混声4部合唱/4声のミサ曲よりグローリアが歌われました。
音楽教育コース2年、3年、4年生全員と1年生男子と大学院生有志の皆様により歌われました。


最後に全体合唱で「青い鳥」が歌われました。音楽教育コース学生一同、付属長野中学校1年生有志、他学部他学科有志の皆様が1つになり感動のフィナーレになりました。出演された皆様が日々真摯に音楽に向き合っていることを感じた素晴らしい演奏会でした。


更新が遅くなり卒業した人もいると思いますが素晴らしい定期演奏会をありがとうございました。出演された皆様の音楽が更に深まることと信大教育学部音楽専攻コースの更なる発展を願っています。