無名大学が全国の強豪に激変/宮崎産業経営大学/杉尾剛史投手
昨日7月12日のヤフー!ニュースに「無名大学が全国の強豪に激変/ドラフト候補がもたらした意識改革」という興味深い記事がありました。
全日本大学野球選手権に出場した宮崎産業経営大学は1回戦で昨秋の明治神宮大会準優勝の環太平洋大学に勝利、2回戦はドラフト候補や甲子園経験者が多い東海大学に延長11回までもつれ込む接戦を演じました。
この2試合に完投したのがエース杉尾剛史投手でした。杉尾投手は宮崎日大で3年夏に甲子園の土を踏みました。杉尾投手には九州のみならず関東の名前の知れた大学からも声がかかったそうですが「甲子園で初戦敗退して宮崎県民の皆様の期待を裏切ってしまった」という思いから地元宮崎産業経営大学で日本一を目指すことにしたそうです。
練習環境は大きな制約がありグラウンドは系列の高校が優先的に使うために火、木の夕方と土の午前中のみで居残り練習に参加するのも数人しかいなかったそうです。
練習する習慣の無かったチームを引っ張り闘う集団にしたのは素晴らしいと思います。昨年のドラフトで金沢の無名大学の泉投手を指名しているので地元ソフトバンクがドラフト指名するような気がしますが杉尾投手の名前は覚えているのでこれからに期待しています。
個人的には杉尾投手が将来無名高校やクラブチームを指揮して闘う集団に仕立てあげることに期待しています。
今年の都市対抗野球に宮崎県から梅田学園が初出場、宮崎産業経営大学の躍進とホットな話題が続く宮崎県の野球ですが杉尾投手の更なる活躍と宮崎県の野球が盛り上がりそのムーブメントが日本の野球界に影響を与えることを願っています。